気のきいたジョークは人を幸せな気分にする。
忘れられない駄洒落が2つあるので紹介させていただきます。
駄洒落1
私が小学校6年の時の話しです。
ある日曜日の夕方、父が突然言った。「一緒にニューヨークに行こう。」「いついくの?」「今からだ。」
私は喜びのあまり、外に飛び出した。ついにこの日がやってきた。当時社宅住まいだった。洗練されたおしゃれなものと縁遠かった父。けれど旭化成の社員として時々外国に行ってたので信じてしまった。部屋に戻ると、弟が洗面器にタオルと石鹸を入れていた。なんと(ニューヨーク)→(入浴)のオヤジギャグだったのだ。
この時、本当にニューヨークに行っていたら違う人生を歩んでいただろう。単純で影響を受けやすい私は英語を猛勉強したことだろう。実際、大学4年の時、マイアミバイスというアメリカのテレビドラマを視て、あまりに格好よかったので英語を勉強始めた。社会人になっても5年くらいは続けた。何かのためにする勉強(例えば試験)と違い、自分でする勉強は楽しく、身に付くのだ。
社宅のはずれにある銭湯は広くて、週末に行くのが楽しみだった。だがニューヨークとは大違い。頭の中では何度も、ニューヨーク→入浴と繰り返された。今覚えてる位なので、相当残念だったのだろう。