柔道の小川直也氏、道場の子供に暴力か
このような記事があった。指導料支払いをめぐる訴訟の中での陳述書の中で、以下のような記述があったらしい。
プラスチック製のバットで2人の尻をたたいた。
中学生に絞め技をかけ気絶させるなどの行為をしていた。道場生を殴って口から出血させた。
長時間の練習中に居眠りする子どもの目を覚ますために口に氷を詰めたりする行為があった。
ここだけを読むととんでもないと思われるだろう。
少年剣道2での私の経験を振り返ってみる。
体当たりで壁まで飛ばされ、防具のない背中を竹刀で叩かれた。日本刀で峰打ちにされた。殴られて眼の周りが紫に腫れた(血腫)このような事があり、親が心配して道場を変わった。
比較してみよう。
プラスチック製のバットで尻を叩いた。→竹刀で防具のない背中を叩かれるほうが痛い。先生の怪力があるので単純に比較は出来ないが。
中学生に締め技をかけ気絶させた。→日本刀で峰打ちにあった。剣道場の隣に柔道場があり見ていたが、締め技で気を失うなど日常的なことだった。技術は必要だと思う。昔のことなので今は危険を考えしないのかも知れないが、柔道経験者で締め落とされた経験のない人は何%くらいなのか?
殴り口から出血させた。→殴られて眼の周りが皮下出血した。
居眠りした子供の目を覚ますために口に氷をつめた。→そもそも何のためにこの道場に通うのか。やさしく教えてもらい、そこそこ強い人を目指すなら、別の道場でもいいのである。どうしようもなく強くなりたいがために、オリンピック銀メダリストの先生のところに自ら進んで行ったのでは。居眠りするとは。一方小川先生もやる気のない弟子はやめてもらえばいいのだが、そうはしてないのである。
そもそも柔道などの武道やラグビー、レスリングは激しい、危険を伴う競技なのである。締め技も危険面を考慮された上でなされたと思う。私のほうがひどい目にあってたと思うが、私は小学生時から恨んでなどおらず、今もこういう習い事もなければならないと思うのである。通う、通わないは自由だ。合わないなら行かなければいい。子供と親の感じ方は別。
先の記事だけみるととんでもない道場のように思えるが、ホームページを見ると、お弟子さんたちの輝かしい戦績がたくさん紹介されている。厳しさに耐え、何かを学んだ方もたくさんいるのだろう。
悪いことを見つけ出し紹介する記事は公平さに欠く。社会全体が子供に過保護になってやしないか心配になる。太平の世が続くならそれでもよいのだろうが。国力が劣ろえ、個のたくましさも身についてなかったらどうするのだろう。先生を犯罪者のように書くことはしないで欲しいと思った。