4/2.はま皮フ科クリニック開業丁度1年。うれしいサプライズがあった。午前中、I君がお母様と遊びにきてくれた。
I君は、8歳。いぼの治療を2月に終えたところ。
途中で増えたり、横ばいの状態が長く続いたりしたが、最近小さくなったなと思うとなくなっていった。
いぼについていつも思うのだが、治りが悪いとあきらめてはいけない。横ばいの時に、治りが悪い事を自分で受け入れてはいけない。
「治りました」、と診察室を送り出した時、一抹のさびしさを覚えたものだ。
液体窒素が苦手なお子さんが多い中、「気持ちいい。」という大物ぶり。
[心頭滅却すれば火もまた涼し] と言うが、彼にとって-196℃はそよ風のようなもの。
いつも何か面白いことを言い、お父様からポカッと頭をやられている。そんなお子さんだった。
なんと私と合わなくなってさびしいので来てくれたという。
折り紙をたくさん織ってきてくれ、その1枚にお礼の言葉が。
かわいい。
当院は開院し1年経ったが、何かが劇的に変わったわけではない。
でもこれはうれしいサプライズだった。彼が診察室から去っていく時、私がさびしくなった。
また会おう I君。