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いくつか種類があり、主なものを説明します。
【尋常性疣贅(ふつうのいぼ)】
いぼのウイルス(人乳頭腫ウイルス HPV2/27/57)の感染症です。放置すると大きくなったり、他の場所にうつったりします。
治療は冷凍凝固法を主にいたします。保険適応があり、瘢痕(痕)に成りにくいのが長所です。液体窒素を用い、–196℃で凍らせます。冷凍凝固法で治癒しない場合は、下記の方法を併用することがあります。
◆ 治療
・冷凍凝固法(必ず行う治療法です)
-196℃で凍らせる治療です。
・ヨクイニン
保険適応がある唯一の内服薬です。はとむぎの成分から成る漢方薬です。全身の免疫を賦活する働きがあると言われています。
・グルタラール
ステリハイドという消毒液です。茶色い色がつきますが、心配ありません。
・モノクロル酢酸+スピール膏
足の裏などの治りにくいイボや、爪のそばの治りにくいイボに特に効果があります。
・デルマトロン
電気を流す治療です。治りきらないしつこいイボに効果があります。
【青年性扁平疣贅】
いぼのウイルス(人乳頭腫ウイルス HPV3/10/28)の感染症です。
尋常性疣贅とは同じウイルスで、型が違います。冷凍凝固法、ヨクイニン内服で治療します。
【伝染性軟属腫】
伝染性軟属腫ウイルスの感染症です。現在は、ほとんど外用で治療しています。
(ピンセットでつまみ、中のしんを取り出します。放っておいても、自然に治ることもありますが、長期間(6ヶ月から5年)かかり、その間、他の人にうつす、水泳が見学になる、大きくなるとあとを残す場合がある、夏はとびひになりやすい、などのデメリットがあります。
麻酔のテープが保険で使えるようになりましたが、当院では使用していません。これもデメリット面を考えてのことです。小さなお子様には試練ですが、ウイルスに対する免疫が出来ると、新たに出なくなります。短い時間で取ってしまう。これに尽きると思いますので、ご協力お願いします。)