あきらめずに通ってくれた男の子のいぼ治療のお話
今日は、いぼの治療を続けてくれた患者さんのお話をします。
患者さんは、現在9歳の男の子です。スイミング、ダンス、サッカーと、たくさんのスポーツに取り組む活発なお子さんです。
治療のはじまり
初めて来院されたのは2年前の4月。右足の人差し指(第2趾)に1つ、左足の親指(母趾)に1つ、合計2個のいぼがありました。
まずは、スプレーによる冷凍凝固療法から治療を開始しました。
消えたり、できたりの繰り返し
同年7月、右第2趾のいぼは消えましたが、なんと今度は右のかかとに新しいいぼができてしまいました。さらに9月には右第2趾にも再発し、合計3個に増えてしまいました。
昨年6月には右第2趾のいぼが再び消え、左母趾のいぼも小さくなってきました。ところがその後、通院が途切れがちになり、今年の2月には右第2趾に複数のいぼが再発してしまいました。
治療を強化して、ついに完治へ
そこで2月からデルマトロンによる治療を追加し、3月からはヨクイニンの内服(1日12錠)も始めました。子どもに1日12錠は大変かなと心配しましたが、がんばって飲んでくれたようです。お母さんによると「まずくないみたいで、かじって食べていました」とのことでした。
その後は月1〜2回のペースで通院を続け、8月21日にかかとのいぼが消失。そして9月17日、ついにすべてのいぼが消えて治癒となりました。
「あきらめていました」
「がんばったね。あきらめなかったから治ったんだよ」と声をかけると、返ってきたのは「去年の12月からあきらめてました」という言葉。これには思わずずっこけてしまいました。
でも、本当にあきらめていたら通院には来なくなるものです。やはり、粘り強く通い続けてくれたからこそ治ったのだと思います。
処置の間も痛いとは言わず、ぐっとこらえている様子で、本当に我慢強い子でした。
もう彼に会えなくなるのは寂しく名残惜しいですが、治って本当によかったです。