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(2015年03月12日)

串カツ

串カツについて
 私は外で一人飲みするとき、1番好きなパターンは、1杯目は生ビールをグラスで、2杯目は辛口の日本酒を1~2合、3杯目のハイボールで締める。
これが出来たときはとても幸せだ。

 これが出来る飲み屋さんは限られる。串カツやさんか、すしざんまいさんぐらいだ。
こんな飲み方をしてるので、グルメではないのだろう。すしざんまいさんが宇都宮に出来てくれたので助かっている。
 
 さて、今回は串カツについて書こうと思う。私が串カツに目覚めたのは2009年9月4日。大阪で開催された日本褥瘡学会総会に参加した。学会初日が終わり、ホテルにチェックイン後、新型インフルエンザが流行る中、勇気を出して外食に出かけた。かなり歩き入ったのは、きたないが満員の、小さな串カツ屋さんだった。
ある意味ショックを受けた。こんなに酒に合う食べ物があったとは。さらに会計の時びっくりした。安い。安くてうまいを地で行く。さすが(食い倒れの街、大阪)だと関心したものだ。

 それ以後大阪に行くたびに串カツ屋さんに行くようになる。最初の店はわからなくなってしまったが、行きつけの店が出来、店の人も私を憶えてくれた。宇都宮から来たというと珍しがってくれた。
ある日聞いてみた。「こんなにおいしいのだから、さぞかし高度な技術がいるのでしょうね。修行は大変なのですか?」
「濱さん、そんなことはありません。むちゃくちゃ簡単です。ただ揚げればいいのです。仕込みなどは時間がかかりますが、基本切って串に刺すだけです。揚げるのはきつね色になったら揚がりです。」
「そんなはずはない、こんなおいしいものが簡単に作れるはずがない。てんぷらを揚げるような秘術があるんでしょう。また、御謙遜を。」と私が信じないでいるととこう言われた。
「この場所で(地代が高いという意味だろう。)この値段(安いという意味)でやっているので、作るのが大変だとやっていけませんよ。」そして、ある店を教えてくれた。

 後日店を訪ね、セットを注文すると、10本ほど串に刺さった状態で運ばれた。「1本ずつ入れて下さい。きつね色になったら引き上げて食べてください。」と説明された。
自分で揚げる店なのだ。なんと、とても簡単で、ただ揚げるだけ。、その上、とてもうまかった。本当だったのだ。
素晴らしい食べ物を発見出来たのだが、2年は関西に行けてない。
 不思議に思うことがあった。関東で満足出来る串かつ屋さんにあたったことがない。こんなに簡単なら関東にもおいしい串かつ屋さんがあってもよさそう。大阪という街の雰囲気がそうさせているのだろうか?長らくこの謎が解けなかった。

たまたま新聞を読んでいたら、こんな記事があった。

以前大阪で串カツを頼んだら味が違った。「これ牛じゃないの」「当たり前や。豚はとんかつと頼んで」と叱られた。関西の知人によれば 肉じゃがもカレーもしかりで肉と言えば牛というのが常識なのだ。一説では牛車の伝統があり農耕にも牛が使われた関西ではごく身近な家畜。食肉もおのずと牛が普及したとか。関東は肉といえば豚。ふんが良い肥料になるため東京近郊で豚が飼われた。それが次第に広がったという。
2014.5.25下野新聞

なんと牛車のころから続く、文化圏の違いから生じていたのだ。
両親が関西出身で、自身は宮崎で育った私は、関西の味があい、関東の串かつ屋さんは、ちゃんとこのへんのことがわかった上で、豚肉を主に使っているのだろう。一方関東の串カツのほうが衣が厚く、塩味が濃いように思うが気のせいだろうか。
だが、とてもすっきりした。
 それにしても、歩き疲れ、少し喉が渇いた状態で、関西の串かつ屋さんに入り、揚げたてのかりっと揚った串かつをさくっとかじり、ビールで流し込む。
これをまたやってみたいが、さすがに、串カツのためだけでは大阪には行けない。